「あれっ、アスカさんひとりなの?」




 今日は小春日和のすばらしい天気である。部屋の中にいるのはもったいない。昼下がり、わたしは、ソーラさんとアスカさんの散歩へ出かけた。そして、そのあとジョギングをしてきた。その後、パソコンに向かっていたら、眠くなった。
正月のこと、連休ももう残すところ今日と明日だけ。

 パソコン仕事も、仕事がはじまれば、そんなに気まま勝手に出来るものではない。そう思えば、できることは今のうちにやっておこうと思うわけである。

 しかし、このパソコン仕事は、
さーどーぞ、いくらでもやってみて下さい……っといわれると、
これがまた、案外と煮詰まるものだ。やりたいことは沢山あっても、実際にやれることは、やはり限られている。

 自分としては、ずらーりとすばらしく楽しいエッセイが書きたい……とか、ずらーりと太鼓日よりも書きたいとか、太鼓のMIDIも、「もしもしかめよ」をはじめ、みんなで楽しく歌えるようなMIDIも、これはリアルタイム入力で作って、季節ごとにずらーリと並べてみたいとか。
 写真ももっと取り込みたい……とか。
 とにかく出来上がった姿ばかりを、実は一人思い描くのであるが。
 でも、考えてみれば、太鼓のMIDI一つつくるんだって大変なことだ。

 それで、やりたいことやらなければならないことを並べてみたら、まずは、やはりエッセイだということが分かってきた。
 曲さがしにも出かけたいけれど、
実は、既に、一曲使わせていただけることになっている曲があるのだけれど、それも10月のことでそのままになっている。まずはエッセイなのだが。

 しかし、これがエッセイは、そのとき、おっと、これはおもしろいっ、と思って書きたいと思うのだが、
さあ、時間がありますよ。どうぞいくらでも書いて下さいっと言われると、これがどうでしょう。
 うーん、なんだっけかなー。と、とんと、出て来ないのである。それで止めるのである。ジョギングに行って。さーて、と向かう。今度は眠くなった。あー。

 それで、ちょいと寝るのである。気ままのもので邪魔するものもない。
 そこまでして、エッセイ書くかー?と思うかも知れないが、さっきも言ったとおり、これが仕事がはじまるとめったにまとまって、こんな風に書けないのである。
そうなると、悔しいでしょう。残念でしょう。だからねー。

 眠って目覚めた後は、乗っている。まあそうでしょう。頭も疲れてないでしょうねー。そして実は、今、目覚めたところなのである。結局1時間以上寝てしまった。

 カサカサカサっと不思議な音がする。
不思議な音だなー。それも、一つだけ。それで目覚めたのである。
 いつもは、ソーラさんとアスカさんが歩くときは、もっと大きな音で、あわただしい感じなのに、いま聞こえてくる音は、やけにささやかで、カサカサっていうか、ツクツクツクって感じ。