「ソーラさんの提案」


 きょうは、「あれっ」っと思い「えっ」とびっくりし
帰り道で「フハハハハ」とひとり笑ったが
 「ハーァ」
とため息をつきながらウチにたどり着いた。
 
 それでしばらく、
 「ハーァ」
とため息をつきながら、タバコをふかしていた。

 そもそもタバコは、からだによくないと言われている。
(ここで突然、タバコの話へ)
 近年、嫌煙権がが認められた。
もう、ずいぶん前かな。
タバコの煙はけむい。
周りの人に迷惑である。

 これまで、ひとの集まる中でも、
平気でタバコを吸う人がいた。
 まるで自分には関係ないようにいっているなー。

「けむいので、ココでは吸わないでください」
というと、

「そんな、固いこと言わないでサ」
などと、無視されてしまった時代もあった。

 その当時は自分も、

「そんなものかな?」
とあまり、疑問にも思わなかったなー。

 でも考えてみれば、自分ではタバコを吸うくせに、
自分で吸ってるよりも、ひとのけむりはけむくて、
咳き込んだりすることもあるもんなー。
 自分のことは棚に上げて
迷惑な話だなどといってみる。

 まあ、これはタバコのこともそうだけれど、
自分は当たり前かなと思っていることが、
時代の流れの中で、

 そうではないんだ

と言うことがしばしばある。

 きっと、これからも自分が当たり前と思っていることで
実はそうでないと言うようなことが沢山でてくるのだろうと思うな。
 まあ、おおげさではないんだけれど。

 そんな訳で、仕事場でも、いまやタバコを吸える場所は
ごくわずかな空間に限られてきている。
 
 そのごくわずかの空間に、人が何故か沢山集っている。
仕事の休み時間など、煙をふかしながら、

 「きょうは、曇ってますね」

とか話している。
ほっとするところもある。

 タバコなんか、片すみに追いやられても、
それでいいのである。

 それに、何が何でも吸わなければ死ぬと言うものではないし。

 タバコは、たしか、コロンブスがアメリカ大陸を発見したときに、
インカの人たちが吸っていたのを、
ヨーロッパに持ち帰ったんじゃなかったっけか。
(タバコの歴史へ)(^^;)

 江戸時代には、お店のおかみさんが長火鉢にもたれて、
キセルで一服つけているのがよく落語とかでもでてくる。
 日本にも伝わったのだろうな。

 タバコも、ひとつの文化だもんな。
コロンブス以来500年近くも歴史のあるタバコなので、
きっと少しはいいところもあるのだろう。
(喫煙ようご論の展開。ヤバイな。)

 タバコがなくなれば、すべては健康になると思われているけど、
必要悪ということもある。
 タバコをやめたら、返って肥ったとか弊害もあるし。
 本人の気持次第なのかもしれない。

              (つづく)

     その二