あら、何かご用かしら…?
とアスカさんは興味を引かれて、
ついテレパシーを受入れてしまうのである。
(エヘンッ、それでは、はっぴょうー♪
うそうそヤンヤンさんの気持ちです。)(テレパシー係)
「すきすき すきすき すーきす きー(ホッ)
すきすき すきすき すきすき すー(ヘイ)♪」
これが、アスカさんのあたまのなかで3回ほど陽気に歌ってそして、消えていった。その声はうそうそヤンヤンさんであった。聞いている間、少し頭がクラリとした気がした。
おかしなテレパシーであった。こんな、変なのははじめてである。
実はこの瞬間、すでにアスカさんは、ミニダックスヴィールスWorm Love loveNo.1に感染してしまったのである。
次の日も、それに気付かないアスカさんは、いつものように、ベランダにねそべって、近所の犬や鳥たちと話すとき、ご主人の帰りを予知するとき、いつものようにテレパシーを使うのである。
しかし、そのたびに、いつもとちょっと違った疲労を感じるのである。
どういうわけか、テレパシーを送る相手だけでなく、その他の犬たちの顔が一瞬頭の中をよぎるのである。
この瞬間、アスカさんは、WormLoveloveNo.1の術中にはまっているのである。
そのころ、おばさんのうちのヤンヤンさんのところに不思議なテレパシーが届いていた。
そのテレパシーはささやく。
「あのー、すいません。
ちょっと話したいことがあるので、どうか聞いてください」
ヤンヤンさんは、テレパシーが誰からかな?
と考える。聞き覚えのある声である。
「この声は、確か、一度お見合いをしたあのかわいいソーラさん?」
それでヤンヤンさんは、かなり興味を覚えるのである。
(おっと、これはラッキーな)
そして大急いでテレパシーを受け入れるのである
(エヘンッ、それでは、はっぴょうー♪
うそうそソーラさんの気持ちです。) (テレパシー係)
「すきすき すきすき すーきす きー(ホッ)
すきすき すきすき すきすき すー(ヘイ)♪」
これが、ヤンヤンさんのあたまのなかで3回ほど陽気に歌ってそして、消えていった。その声はうそうそソーラさんであった。聞いている間、少し頭がクラリとした気がした。
ちょっとかわったテレパシーであったけれども、ヤンヤンさんには実にすばらしいもののように思えるのであった。
「デヘへへへー、そうなのー。そうだったのか。」
実はこの瞬間、すでにヤンヤンさんもまた、ミニダックスヴィールスWorm Love
loveNo.1に感染してしまったのである。
(つづく)
その四