もともと、ソーラさんは、夜中に寂しがってよくないていた。
「うるさいよーお」
といってもますますなき続けるだけだ。
だからちょっとないても仕方ないかとは思ったが、
アスカおばさんにいじめれてはいないかとも心配だった。
しかし、なき声もすぐやんだ。
次の日からは、ずーと同じ小屋にいた。
前のように寂しくてなくことはまったくなくなった。
ソーラさん1人でも大変なのに、もう1人増えたらどうなるかと思ったが、
これが逆にというか、おふくろさんやおばあさんの狙いどおり、
おとなしくて、静かでハッピーになったのだ。
なく時は、ふたり一緒になくようになった。
連合軍である。しかし、その場合、要求がはっきりしているのである。
以前のソーラさんのなき方は、切れ目がなく、
きっと一緒にふとんに入れてやらなければなきやまなかったろう。
(おばあさんはいつも一緒に寝ているそうだ)。
ほんとによい子になったのである。
やっぱり一人ぼっちはさびしいんだろうねー。
アスカさんは、年上なので、あとからやってきて新入りと言うことではあるが、
まだ子供のソーラさんに、いろいろ教えてくれているようだ。
教育担当かな。なんせ、おばさんにあたるわけで、ソーラさんは姪である。
「あなた、そんなことおよしなさいよ。これはこうすればいいのよ」
「そんなに、なくものじゃありませんよ」
などとしつけてくれたのかもしれない。
たのもしくも、少し口うるさいおばさまかも知れない。
ときに、なにやらもめることもあるようだが、アスカさんがずいずん、
お嬢様のソーラさんに合わせてくれているのかもしれない。
とりあえず、寂しいと言うことはなくなった。
めーめーと夜なか中なくことはなくなったのである。
(おしまい)
(3月中旬)
(このページに流れている曲は「がんばらなくっちゃ〜」です。YSさんの曲を使わせていただいています。がんばらないとって感じでてますよね。聞いてください。)
あっそれって食べたいなー 目次