ずっと探していたのですが、なかなか見つからず。
最初に、ヤマハのFGを買ったのが高校3年の卒業前。勉強からも開放されたので、春休み中ギターを弾いてました。
そのときに買いに行ったのでした。1977年。それがFG−402B。
その後ギルドD−50を買った。高いギター。
だから、ヤマハのFGなんて弾くこともないだろうと、友人に譲る。
就職して、フォーク同好会に入ったら、みんなヤマハFGだ。
一人の人がFG−150を弾いていて、弾かせてもらったら、ずいぶんいい音だったのにびっくり。
また、同好会に入りギターをこれから買うのだと言うひとがあり、わたしが代わりに買ってきてあげたのだった。
それは、FG−400Dと言うギターだった。トップに単板が使われているのだと言う。いろいろ考えて、これならいい音がするし、依頼された予算内。
そんなこともあって、自分もまたヤマハを買うことに。
しかし、そのときにはもうFG−402Bはどの店を探しても見つかるはずもない。そのときは既に1982年。5年も月日は流れている。
それでFG−202Dを買ったのだった。
その後も、FGー402Bを探したがない。どこにもない。
そのように、探し続け、途中FG−202B、FG−152B、FG−302Bと買ったのだったが、バックが3P(スリー・ピース)になってない。
そして、2006年8月にバックが3PになったFG−252をゲットできたのだった。
しかし、その直後2006年11月についにFG−402を発見し、ゲット。
自分として心配なのは、これで、FG−402Bにもし出会ってしまったら、どう判断するかと言うことだ。
こちらFG−402はBがついてない。オレンジラベルの前期。
FG−402Bのボディーに比べるとやや大きめ。
FG−402Bの方は、ボディシェイプがカントリージャンボの要素が強い。ひょうたん型が強い。
ヤマハのフォークタイプと言っても、本当に形がその時代時代によってさまざまなのである。
グリーンラベルFG−440、これはトリプルO的。
ブラックラベルFG−500F、FG−200F、FG−250F、これはややダブルO的な小ぶり。
オレンジラベル前期FG−402、FG−252、これはミュージアム的でやや大きい。
オレンジラベル後期FG−202B、FG−152B、FG−302Bは、ひょうたん型が強調された
カントリージャンボを意識したタイプで小さく見えて割りと大きい。
ベージュラベルFG−202Dは、やや細長くて平たい感じがする。
最近の流れで、FS−355Sは、またブラックラベルの頃の小ぶりに戻ったが、胴の厚みが深くなり始めている。
The−FSは、この流れを汲んで完成しているようだ。
ニューヤマハFS−720Sは、その小ぶりな面長のシェイプを受け継ぎつつ、さらに胴の深さを増した。
FS−355Sの弦の長さが623mm、FS−720Sは634mm。
このように、試行錯誤を繰り返してきているフォークタイプがまたたのしくもある。
ニューヤマハでは、LSタイプは、弦長が650mm。
また、LJはカントリージャンボと言うよりも、ミディアムジャンボで、
フィンガーピッキングを意識している。
FGのフォークタイプは、いろいろ時代時代のコンセプトが取り入れられて工夫されている。
その技術を手ごろな価格に結晶させている。
そこから、お金もない学生の頃は、トップ合板がここだけでも単板だったら…とか、
ローズじゃなくてもマホガニーでいいからバック単板だったらなー…とか、
これでナトーじゃなくて、マホガニーネックだったらなー…とか、
L−31Aの材料で、FG−202D作ったらどうだろうかー…など、
いろいろとそんなカスタムな想像を働かせるのもたのしいものだった。
そんな想像をしつつ、こんな音にならないものかなーと願いつつ、ひいき目に、
結局FGを弾き込んで行くのがたのしいのかも知れない。
( 2007.1.12 by
kogarashi )
FG−402.
アフリカン・マホガニーのネック
セミ・ジャンボの大きめのボディ
3Pバック
コーラルローズ合板サイド&バック
普通の先細りでないヘッド
デザインの駒
ひし形ポジションマーク、パリサンドルの指板
オレンジラベル
( 2007.01.06 UP )
モデル名 | YAMAHA FG-402 |
製作年 | 1975.11〜78.12 |
top | エゾ松 |
side & back | コーラルローズ(3Pバック) |
neck | アフリカン・マホガニー |
fingerboard & bridge | パリサンドル |
ラベル | オレンジラベル |
弦長 | 636mm |
生産地 | 日本製 |
特徴 | コーラルローズバック3P。 A・マホガニーネック。 ひし形ポジションマーク。 フォークというより一回り大型のセミジャンボボディー。 |
購入時のエピソード | 2006年11月11日。お茶の水下倉セカンドハンズ1号店。 20年ぶりの同窓会の前日。 ネットでFG−500Fを発見。それを見に行こうと思ってやってきたが、ついでに駅の近くいつもの店をのぞくと、FG−402を発見。滅多にないことだ。 この日はFG−500FとFGー402の両方を同時にゲット。 2万2千円なり。 ずっと探していたので大変ラッキー。 |
11_FG-402_galway-piper_20070105
17_FG-402_chaconne_phrase 3_20070114
18_FG-402_chaconne_phrase_2_20070401
19_FG-402_chaconne_phrase_1_20070404
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22_FG-402_prelude_cello-suites1-1_20070502
43_FG-402_canon_20080505