1996年頃に、お茶の水中古楽器店にて、オールドのヤマハのフォークタイプ発見。そのころはFG−180のブームがブレイクする前で、中古楽器店でもブラックラベルやそれ以前のヤマハは、あんなリ見かけなかった。L−10などはよくあったかな。
迷わず買った。楽しみに弾き始めるが、一見オールドで良く出来たつくりみたい。ボディのマホガニーの色も、ナチュラルカラーで薄い茶色。
でも弾いてみると、いかんせん音が伸びてこない。
見掛け倒しだったかなー。あまり、弾かずに過ぎる。
遊ばせておいてももったいないので、職場に持って行って置いておき、気軽に使うことにした。
それで、持って入って、職場に置いておいて、ときどき弾いていたけれど、職場が移動になったので、そのまま放置していた。それに、職場で、弾いてくれるひともありそうだしー。
用事でときどき以前の職場に寄る度に、ときどき、ちょっと弾いてみたり。
3年くらいたったとき、久しぶりに弾いてみたら、ずいぶんと音が鳴るようになっていた。反応がいいし、音も柔らかく膨らむ。あれっ。いつの間に。
これが、このギターFG−250Fの音だったんだ。これまで、結局あまり弾いてもらってなかったから、あんなに音が出ていなかったんだな。そうだったのかー。それにしても、こんなに違うものなんだなー。そして、これがブラックラベルなんだな!うーん。
よく弾いてもらったようで、ヘッドの三角頭の片方の耳が欠けている。FGっていうのは、こうでなくちゃいけない。
そのギターを昼休みによく弾いていた方が、職場を移ることになったので、記念にプレゼントした。
2000年、前のページのFGー200J、FG−200Fと前後して、このFG−250Fを発見して再びゲット。
一度手放したギターをもう一度買いなおすと言う話は、あんがい聞く話です。
FG−402Bというギターも、もう一度手元に置きたいと探していますが、見つからず。
だから、自分は、いろいろ迷いつつ、憧れつつ、足で探してやっとゲットしたギターは手放さないようにしました。
しかし、それにしても、再び手に入れたFG−250F。少し鳴っていますが、まだまだ。職場で弾きこまれた以前のものとは、ぜんぜん違います。
ブラックラベルは、弾きこめば音は必ず出るはずですが、それにしても、あそこまで弾きこんであげられるかどうか?
つくり全体が、FGー200Fより音の輪郭がハッキリしてる感じです。
ボディのアフリカン・マホガニーの色合いも、FG−200Fよりうすい茶色で質感があります。そして、こちらは、マホガニー・ネックです。
ブラックラベルのフォークボディは小ぶりに引き締まっているのが魅力です。
このFG−250Fはじっくりと、いつの日にか、弾きこんで、本当の音を出したいと思います。
( 文 2006.2.26 UP )
モデル名 |
YAMAHA FG-250F |
製作年 | 1974〜75年頃年 |
top | スプルース合板 |
side & back | アフリカン・マホガニー合板 |
neck | アフリカン・マホガニー |
fingerboard & bridge | バリサンドル |
弦長 | 636mm |
レベル | ブラック |
生産地 | 日本 |
特徴 | フォークタイプ小ぶりのボディー。アフリカンマホガニーネックが本格的。 |
購入時のエピソード | 最初に買ったのは1997年頃か。職場に置いて弾いていた。そのまま三年。職場の人も弾いてくれていつの間にかいい音に。その方が職場を離れるときあげた。2000年もう一本買った。お茶の水須賀楽器。あんなには弾いてあげられず音は硬いまま。ブラックラベルは弾けば音が出る。 |