ハカランダ・コンプレックス。これはハカランダの合板のサイド&バックをもつそれなりにレアで、特別なモデルだと思う。トップも合板であるが…。
「まるごと一冊YAMAHA FG」(Vintage GuitarsVol6)の特集号では、下の表のような仕様になってる。
ギターアーツという中古楽器屋さん(ここ千葉からはもっぱらネット情報、大阪の方みたい)では、最近FG−340というこのギターの兄弟が入荷されていたけれど、その仕様の中でトップが単板と言うことになっている。それぞれに違うのだろう。作る方も気まぐれだ。
このFG−440は、トップは合板でまあ間違いないみたい。
そして、このギターでは、ハカランダではなくてニューハカランダということらしい。
店のおにいさんがそう言っていた。
でもなんとも言えずに、特別に出来ている気がする。(救われない、親ばか的発想)
音もやはり合板で今一歩という感はあるのだけれど、それでも、サステインの利いた華やかなところがある。妙に質感がある。
マホガニーネック、縞黒檀のフィンガーボード。
低音、高音特徴があり、今一歩と思いつつ、聞き入ってしまう魅力がある。
お倉入り(二軍)していたが、手元ラインナップに復帰。
( 文 2006.3.18 UP )
モデル名 | YAMAHA FG-440 |
製作年 | 1972〜74年頃年 |
top | スプルース合板 |
side & back | ハカランダ合板 |
neck | アフリカン・マホガニー |
fingerboard & bridge | 縞黒檀 |
弦長 | 637.2mm |
レベル | グリーン |
生産地 | 日本製 |
特徴 | グリーンラベルの中でフォークタイプの最高機種。 |
購入時のエピソード | 2000年購入。早稲田の裏門あたりの店で発見。迷わずゲット。ネックの裏にちょっと深めの大きなうち傷がある。このギターもここで見つけた以後は見たことがない。前に買ったL−31Aにトップに割れがあったのでちょっと負けてくれた。買うときお店の人は、そのことについて何も言わなかった。 「傷があっても合板の板は割れなくて安心ですよね」って言った、負けてくれた。 グリーンラベルのフォーク最高機種は見つかったが。402Bは見つかりそうもないので。 |