木のあたたかさを音に


 ギターは木で作られてます。南から北からギターの材料である木は集められる。ギターで使われる木は樹齢百年以上。時間の芸術、木、時間との対話、木。そんな木工への憧れが。森への憧れが。
 ワシントン条約で蝦夷松やハカランダは伐採したり輸出入が禁止されて、ヤマハのギターもハカランダが使えなくなってしまった。でも、きっと将来デジタルの世の中になっても、百年後もすばらしいギターを求める人がいるといいねー。そのときそんな木材が世の中にたくさん残っているといいねー。

 バイオリンなどは、作られてから百年以上経ってもいい音が出るらし。そのぐらいがベストでもあるようです。ストラヴィヴァリウスなど150年くらいになるらしい。

 ギターもしっかり作られた楽器は、50年は、いやもっと、現役で鳴らせる。中古の楽器としてめぐりめぐって誰かに永く弾いてもらえたらそのギターも幸せだと思う。
 楽器だから弾いてもらって音を出してこそ何ぼのもの。いい楽器ならなおさらのこと。どこかのコレクターのお蔵の中では実にさびしい事かもしれない。

 特に今頑張ってギターを習い始めたギター少年は、一日中弾いているから、楽器にとってこんなにうれしいことはない。そんな少年に使ってもらった楽器は、古くなればなるほどよく鳴る。中古楽器屋でもよくわかる。本当は手放さないでほしかった。手放しては、いけなかったのかもしれない。

 という自分もコレクターなんだろうなー。
最初に使ったのがヤマハで、ずっとヤマハ。
そんなギターたちを紹介させていただきます。

 こうしてホームページを作っている自分が一番楽しんでます。
見に来ていただければなお大歓迎。

 興味のあるギターがあれば、ご意見、応援メールお待ちします。
 
2002.8.11up



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